ホトトギス作業帳パン農ブログ  十足のわらじはこちら *リンク先、直しました*

2008年03月18日

よもぎが怖い ブルーベリーの除草

P1070417.jpg

あれこれ花の芽も出てきそうな感じで、写真はおととし植えたプラムで
す。剪定がさっぱり分からず木ばっかり巨大になっていたのですが、今
年はひょっとしたら実がなるのかもしれません。枝も結構切ったし。

ブルーベリーも花芽が出てきたものがちらほら。去年植えたばかりなの
で、今年は結実させずに花は落とします。今の段階で実をならせてしま
うと木が弱ってしまい、結局大きくならないそうです。剪定してだいぶ
花芽も切ったのですが、多分切り忘れがちょろちょろあるので味見程度
には食べれそうだけど。

それから通路の雑草削り。
去年の雑草対策がものすごくおそまつで、一応植えた周りは木材チップ
を敷き詰めて、さらに除草シートもしいたのですが、列と列の間の通路
にはなにもしなかったので、雑草天国と化してしまい、これはこのまま
いくとやばそうということで、耕耘機で一通り耕すことにしました。

なにしろヨモギがすごいことになってて。防草シートをはがしてみる
と、下にびっちり根がはっていて、そこらじゅうから芽がでてきていま
す。ひっぱるとぞろぞろと根がでてきて、マルチの中のほうまでつな
がっています。場所によってはもうところてんのように根がはってい
て、手で取ってたら何日かかるかという感じです。

それで機械の力を借りることにしたのですが、これがすんごい重労働で
して。

うちの耕耘機はかなり古い方のディーゼル式で6馬力あってかなり重た
いのですが、耕耘幅は65cm。列の間はその倍はあります。しかも真
ん中はくぼんでいて、端のほうは木材チップのマルチもあって高くなっ
ていて耕耘爪があたらないどころか、下手をすると横転するほどの傾斜
になっています。これをどうするか。

考えたあげく、通路の真ん中に耕耘機をおいて強引に左右に振りながら
通路の幅の分を耕耘するという荒技にでました。

うまく説明できるかどうか分かりませんが、左右のハンドル部にクラッ
チがついているので、かたっぽを握るとその反対の片方の車輪しか駆動
しないので、自然に片方に曲がります。例えば左のクラッチを握ると右
の車輪しか駆動しないので、左に進みます。これを、交互に繰り返し、
耕耘部を横にむりやり滑らせながら耕すわけです。

ぶんぶん回っている6馬力の耕耘機(重さも軽く100kgはありそう
です)を右に左にと振りながら、ブルーベリーが植わっている列に乗り
上げてしまわないように、急斜面のところでは横転しないように、気を
つけて向きを変えて進んでいくのですが、牛をつかって耕すというのは
こんな感じなのかなと思うほどの力仕事で、汗まみれ土まみれの爽快感
あふれる一時を過ごすことが出来ました。こういうところで培った運動
神経を冬の間のスノボに活かせると思えば楽しい物です。

これで一通り耕して見た目はよくなったのですが、このヨモギ、切れた
根っこからでもどんどん生えてきます。小さな根っこのかけらがあれば
そこからまた生えてくるのです。耕して地上部を土に埋めたのはよいけ
れど、ひょっとして結果的にヨモギの自己分裂を助けてしまったとなら
なければよいのだけれど。

この先どうするかまた対策を練らなければ。

やっぱり全面防草シートしかないのだろうか...

P1070423.jpg
posted by pototokitu at 23:33| 岡山 | Comment(0) | 百姓の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ファン