朝5時からはちみつしぼりにいってきました。
おいしいはちみつをとるには、早朝のまだハチが次の蜜をとりにいっていない時間でないといけないのです。とってきたばかりの蜜はしゃびしゃびで薄く、これをハチが巣にためて羽ばたいて風をおくって余分な水分を蒸発させることで濃いはちみつができます。朝日が昇って時間がたつと、蜂がとりにいった新しい蜜が混ざってしまい、貯蔵されているはちみつが薄くなってしまうので、品質が落ちるために、はちみつをしぼるのは朝一番がよいということになります。ちなみに巣の中ではちみつがある程度の濃さになると、ロウで蓋をするので、これが見えていれば良いはちみつが入っている目安になります。
というわけで朝からいってきたのですが、寒い!寒い!
温度計みたら1.7度。トラックの窓も凍ってます。岡山、寒すぎ。
昨日植えたキュウリの苗が心配だったけれど大丈夫でほっ。
今日は蜂に刺されることもなく無事にはちみつとれました。
一斗缶の上のほうまでたっぷりとれたので、重い!重い!
18lで25kgくらいあるので、20kg以上はとれたと思います。
3群いるのですが、好調なのが真ん中のやつ、もう一つは女王を間違って上にあげてしまっていたので、はちみつがたまるべきところに蜂の卵があるし、もう一つのほうは女王がいなくなってしまい、数が少し少なめです。
ということは、3群すべて好調ならば一斗缶あふれてたということになります。すごい..。
気になる味のほうも変わらずにおいしく、今咲いている花は近くの山には藤がかなりすごくて、アカシアの花もあるようです。それから田んぼのほうはまだレンゲも終わってなくて、菜の花もだいぶ咲いてきて、アンジェリア(だったかな)という紫色の花も咲いてきました(写真とるの忘れた)。これも菜の花農法と同じように田植え前にすきこんで緑肥除草となります。
とにかくいろんな花が咲いていて、蜜がいろいろ混ざってしまうのはこういう場所柄しょうがないことなのですが、ある意味ではここでしかとれない味ということも言えるかもしれません。収穫の時期によって数週間でも味が微妙に変化していくのも面白いです。
それから地元のはちみつを摂取すると蜂もそこに住む人も同じ植物に接しているためにアレルギーに改善にもよいという説もあり、必ずしも「レンゲ」とか「アカシア」だけのはちみつが最も良いとは言い切れないのです。
もっともそういう単一の蜜だけを集めるための養蜂家の努力と技術というのもすごいのですが。
とにかく2回目、ちゃんととれました。
来週もまたとれるかな?