山の田んぼってほんとに楽しいです。
・形が三角やら菱形やらで作業がやりにくくて時間がかかる。
・田んぼの面積あたりのあぜの面積が大きくてしかも斜面が多いのであぜ草管理が大変。
・谷間にあるので日当たりがよくない。
・沢の水を使うので雨が降らないと水が少ない。
・どんなに頑張っても収量もせいぜい8俵、比べて大きな平地の田んぼは12俵とか。
そして「奴ら」がいます。
「奴ら」は夜になると家族連れでブヒブヒとやってきます。
そこらじゅうを掘り返してのたうちまわるのです。
なぜかあぜが好きでぼこぼこに掘るのでだんだん崩れていきます。
稲ができてくると、「奴ら」は大喜びでブヒブヒ言いながら田んぼに入ってきます。
「奴ら」は稲をぽりぽりかじり、満腹したあとはゴロンゴロン攻撃で稲をなぎ倒します。夏のあいだがんばって育てた稲が無惨にもやられていくのを見るのに果たして耐えることができるのかどうか。
でもまあだいたい「奴ら」の被害がでるのは稲ができてくる秋口あたりで、夏の間はまだ大丈夫なんですが、というか大丈夫だと思ってたのですが、どうやら考えが甘かったようです。
どうも田んぼの水が少ないと思って田んぼの上の水路を見に行ったんですが、えらいことになってて。今ある田んぼの上にはもう一枚田んぼがあって、そこはなにも作ってないのですが、水路はその田んぼの上のほうで沢から水の取り口があって、田んぼのわきを通ってきます。そこの水路沿いのあぜがぼこぼこに掘り返されていて周りは洪水状態になってました。水路は埋まっているのでもちろん水がおりてきません。
しょうがないので鍬持ってきて水路の土をあげました。このクソ暑いのに、もう。田んぼは水がなければどうしようもないですから。
これがまあ先週のことだったんですが。
今朝田んぼ見てみるとどうもまだ水が少ない。
おそるおそる水路のほうに言ってみると...
この先はもうあまりに怖いので書けません(笑)
忍耐力
殺意というものはこうやって育まれていくのでしょうか。とりあえずまた鍬もって土あげましたが。
あぜのほうも心配なのでフェンスの杭でも買ってこようかと思います。
posted by pototokitu at 08:40| 岡山 ☀|
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百姓の話
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