ホトトギス作業帳パン農ブログ  十足のわらじはこちら *リンク先、直しました*

2008年07月27日

山崎さんの無農薬小麦を挽きました

DSC_2363.jpg

手回しの石臼で挽いてみました。
ゴリゴリやるのが結構大変で、 1kgで30分はかかっ
たかな?腕がぱんぱんになります。手動で石臼製粉などと言うとス
ローでいいな〜というのはイメージだけで、実際は汗だく、筋トレ
状態です。小麦の匂いがぽわ〜んと漂います。生で食べるもんでも
ないので、たいしていい匂いでもないけど。
試しに田舎パンにいれて作ってみてますが、結構使えそうなので、
あとはどうやって粉にするかが問題です。
委託製粉だとキロ700円近くになりそうですが、製粉機も性能
のいいものは結構高いしどうしようか考えどころです。
今使っている手回しの石臼はアメリカの通販で買ったものです
が、2万円弱でもちゃんとした粉になります。なんとか工夫し
て電動化できればうれしいのですが...それか自転車とつなげて
もかなり楽になりそうですが。または水車を作って連動させるか。
どうやって作るのか...

DSC_2365.jpg

粒のままはこんな感じです。
このまま炊いて全粒粉の食パンに混ぜ込むというのを作ってみる予
定です。来週は朝市でめんどいのでお盆明けくらいから試作作って
みて、実際の販売は秋頃になるかな?ライ麦もちょろできだったけ
ど粒があるし、いろいろ材料の選択が増えてきました。
他に雑穀はあわときびを植えたところで、アマランサスも勝手に生
えてるのがあちこちあるので、ひょっとしたら使えるものがとれるかも?

DSC_2372.jpg

田舎パンに入れているのは篩で荒い部分(ふすま)を除去したもの
です。一般的に全粒粉として売られているものはこんな感じでしょうか。
これをさらに細かい網(60メッシュくらい)で篩うともっと白い粉が
とれますが、もちろん量も減るのでもったいなくてできません。1
kgが半分くらいになっちゃうのでしょうか。
この粉だけで試作パンも作りたいのですが、作るだけの量がなかな
か...
安い製粉機買おうかどうしようか。うーむ。

ちなみに一般に売られている全粒粉の場合やはり農薬の影響などは
外皮の部分に多いし、粒の時点で保存のための消毒などもするよう
なので、無農薬栽培のものはやっぱり全粒粉として使いたいです。
白い粉は熟成させてから使いますが、胚芽部分などは酸化して痛み
やすいので挽きたてすぐ使うのが理想的らしいです。ふすまはクッ
キーにしたり、パイ生地に混ぜたりしても香ばしさがでるので結構
使い道はあります。
レシピ開発せねば。
posted by pototokitu at 00:20| 岡山 ☀| Comment(2) | パン屋の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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