結論からいうと...
期待できまっせ〜〜〜〜〜この小麦。
石臼はフランス産で個人輸入したもので、卓上で小型なのに1時間あたりで10kg以上の全粒粉ができるというすぐれもの。少し大きめの家庭用石臼として売られているもので、つまったりしながら悪戦苦闘していたのが一応ちゃんと使えるようになりました。
全粒粉を100%とすると、30メッシュで篩ったものが90%(つまり全小麦の10%が粗挽きのふすまとして分けられる)、60メッシュで篩ったものが80%となり、80%の粉は普通の白い小麦粉を混ぜなくてもそのままで田舎風のパンができます。90%をそのまま使ってもちょっと重めになるもののよい風味のものができそう。100%の全粒粉は白い小麦粉と50/50で配合すると、香ばしい全粒粉のパンができます。
まずは、80%の粉を使ってイーストをまったく使わない小麦酵母のカンパーニュ(うちで作っている田舎パンと似ている)、90%の粉を使ってミッシュ(パン屋業界では有名なフランスの超老舗パン屋ポワラーヌの巨大田舎パンでこれもイースト不使用)、それから100%を白い小麦粉と配合したひまわりの種とごまが入った全粒粉のパン(小麦酵母+イースト使用で少し軽めでぱりっとしたパン)を作ってみましたが、なんとも言えない甘く香ばしいパンになって、違いにびっくり。小麦が甘い!
気になっていた小麦粉としての質(グルテンの強さおよび質)も満足のいけるもので、もう少し目の細かな篩があれば、普通の食パンもやけそうな感じです。
もっとも完全無農薬有機栽培の小麦なので、栄養豊富だけれど残留農薬が気になるふすまと胚芽部分を活かした粉をメインに使いたいと思っていますが。
来週もできれば試作品を作りたいところです。楽しみになってきた〜
小麦栽培にも力をいれたいし、今年はライ麦栽培も予定しています。
来年はもっと楽しみかも。