夏の間もよい感じで育っていましたが、刈った感じもよいです。
草があったところは少し難儀でしたが、倒れているのも少なく、鎌で刈りました。時間はかかりましたが、ぬいてしまうと土が混じるし、根粒菌が残ってくれたらいいかなと勝手に想像してます。
肝心の実はいっぱいついてて、はじけてるのや虫がついてるのも比較的少ない。うれしいです。あんぱんになるぞ〜
この畑はずーっと放置されていたところで、肥料はまったくいれてなくて(米ぬかとマグネシウム肥料のみ)、どうもそれがよかったみたい。まだ脱穀してないので実際にどれくらい虫食いがまじってるかは分かりませんが、莢がきれいなものが多くて穴あきが少ないので期待できます。
無農薬で小豆はとにかく虫が多くて大変なのですが、虫は肥料分によせられるので土に肥料がなければ少ない。小豆が育つ肥料分は、土の中からではなくて根粒菌が空気中の窒素から与えてくれるので、この根粒菌がしっかり増えられるような環境があれば大丈夫ということになります。都合のよいことに、根粒菌は土の中の肥料分が少ないほうがよく増える。実は理にかなっています。無肥料栽培。
米ぬかを使った理由は、すきこんだ有機物を分解する微生物のエサにするため。小豆をまくころにはあとかたもなくなっています(多分)。
マグネシウムなどのミネラル分は雨がふるたびに流出してしまうので、農地では常に欠乏状態になっていて補わないといけなくて、できた豆もおいしくなったり栄養価が上がったりするらしいのでこれも使ってます。
無肥料でもうひとついいことは、雑草がひょろひょろのこと。草対策にも有利です。省力栽培には向いています。
この畑はずーっと無肥料でやれそうな気がしてきました。
あとは連作障害がでないための間作をどうするかです。ライ麦をやってみたいけど、どうだろう。