例えば魚の頭、内臓。これ、エサになります。米ぬか、米などとごっちゃに混ぜるだけ。切り身なんてもう買えません。
例えば生ゴミ。炊飯器を洗った後に流しの網にたまるごはん粒とか、エサになります。全然もったいなくない。ダイコンの葉っぱとしっぽ、ニンジンの皮などの野菜クズも刻んでエサになります。全然もったいなくない。
例えば菜っ葉類についているアオムシ。今まではパクチョイとか白菜についているにっくき敵だったのが、これもエサ。集めてまわってますが、そんなに虫食いだらけでないので少ないくらい。虫だらけで栄養満点高タンパク野菜、欲しい!
例えばクズ豆。選別したあとの豆に虫がわいてます。これもエサ。豆でなくて虫です。高タンパク豆か。豆をけとばして虫をつっつきまくるヒヨコたち、たくましいです。
例えば米ぬか。はっきり言って玄米のまま食べるのなんて恐ろしくもったいない。神様仏様米ぬか様です。まあこれは鶏にかぎらず発酵農業やってれば感じることですが。
食べ残りとか食べれないものを食べて、糞は肥料になって、にわとりは卵や肉になります。
人が廃棄するものを食べて、必要なものを生み出します。頭では理解していたことですが、現実に接するとやはりすごい。世界は回っていたということ。
ゴミをエサにする。ひょっとしたら人間が地球にできることで最上のことかもしれない。ここに手間をかけずにどこにかけるというのか。
資源を使えば廃棄物がでる。その廃棄物は少しの手間で他の生物にとって有用な資源になる。そしてその生物が(人間にとって有用な)新たな資源を生み出す。この「少しの手間」のところ、大事かな。