確定申告もほぼできてきて、これからのこの百姓パン屋の方向性をどうしようかといろいろ考えています。
去年の2月に初めて丸一年たったわけですが、一応店は週3日、コタンへの配達が週2日、京橋朝市が月一回というスタイルでそれなりにやってきてますが、ここからどう発展していくか、それからどうやって畑からの作物などを組み合わせていくかという段階に近づいてきたところで、でもなかなか次に進めていないという感じなのです。お店に来られたお客さんは知っている方もいるかもしれませんが、家庭内事情なんかもありまして、時間的にも精神的にもちょっと仕事仕事〜となっていないところがあります。
通販の話なんて去年の秋からしてるんだけど、全然まとまってない。冬場でゆっくりなときがチャンスのチラシ製作・配布や看板作りなんかも進んでないし、ホームページもブログにしてもパン屋っぽい内容は非常におそまつで、ポトトキツはぶつぶつわけの分からないことをつぶやく場所と化しています。
というわけなんですが、ちょっとぼんやりではあるのですが、これからの展開のイメージができてきたのでちょっとまとめてみようかと思います。
基本的な考えは、「1.よいものを作って(このよいものの価値観の共有が大事)」「2.お客さんが求めやすい(買いたくなるような、お客さんが得になるような)方法」で「3.余計なコストをかけずに」、つまりは「お買い得感のある価格で販売して」「4.その商品・サービスを通してお客さんの利益(幸せ?)を増やす」。まあこれだけです。
というかいろいろ考えた結果こういう感じになりました。今のところはですが。一見当たり前ですが、結構深いです。よく考えると。
これの対極にあるのが、例えば「1.安く作って」「2.お客さんの購買意欲を刺激して」「3.見かけを最重視して」「4.もうけを最大化(するためのコストは惜しまない)」。って感じでしょうか。
別に商売論を語ろうなんて気はありませんから解説なんかはしませんが、この中の2番目、「求めやすい方法」ってのがかなりひっかかってて、うちのような店はかなりお客さんにとっての負担が高いんですよね。
店はほとんどの人にとっては田舎のなんにもないところでしかも週3日しかやってないし、配達にいってるコタンもどちらかというと特殊なタイプのお店(自然食品)で、朝市も毎月来る人は多いけど、いかない人はいかない。つまりなんかのついでとか思い立ったときに買いにいけない。よし、パン買うぞ〜と気合いいれないと買えないわけです(ホントか?)
で、これを何とかしたいなと思って考えてるのが下のリスト。主に販売方法の多様化になってます。
1)店の直売
2)卸販売(コタン+?)
3)配達サービス(職場へ出張、生協のような宅配グループなど)
4)冷凍の宅配便
5)朝市(や他のイベント出店)
6)これを全てオンライン上でリンクさせる
7)パンを中心とするけれど、他の品物も販売する(野菜、はちみつ、お米+あったらうれしいもの)
詳細についてはぼちぼち書いていきます。これから10年20年はこういうことが重要になってきます(多分)。
他のパン屋さん(にかぎらず)、見逃さないように〜
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その体質で考えるとついつい道を踏み外しそうになり、ふと我に返ります(笑)。
うちもそうなんですが、こんなに分かりにくいところを探してよく来てくれたといつも感謝していますが、そうさせる魅力を恒に持ち続けることが重要な気がしてきました。
先日も我が家へ来ていただいた方が、「もう何度も探せなくて途中で帰ったことがある」と聞いたときは嬉しくて胸が熱くなりました。
他にもパン買ってからちょっとゆっくりしていきたそうな雰囲気のお客さんとかもいますが、ゆっくりできる場所があまりなかったり。裏庭整備をなんとしてでも夏まで。
きゅうりとかトウモロコシとかもぎたてを食べたりできたらまた楽しいですよね。ちびっこが遊べる場所とかも。
いろいろ考えてますよ〜
店前の田んぼをどうしようとか。ふっふっふ。