ホトトギス作業帳パン農ブログ  十足のわらじはこちら *リンク先、直しました*

2009年03月27日

自家栽培小豆の自家製あんこ

昨日作りました。自家栽培あんこ。できました。

今までは去年の夏ごろまで近所の山崎さんの有機小豆を使っていて、それ以降はずっと北海道の無肥料無農薬えりも小豆であんこを作っていました。
あんこ作りもまあそれなりに手をかけていて、2回ゆでこぼしをしてザルにあげて水気を切ってから、大鍋に入れて粗製糖、塩、米飴を加えて木べらで強火で一気に練り上げるという方法で作っています。砂糖と塩の分量は自分好みの甘過ぎなくてコクがあってそのままでもパクパク食べれちゃうような配合。以前よりも少し塩を減らして砂糖も増えてます。

で、同じやり方でうちの小豆もあんにしました。今までの北海道小豆がとにかくホントにおいしかったので、味見がちょっとどきどきします。豆の種類も違うし、なにより自分とこで作った豆なので。ちなみに無肥料無農薬で育てました。
あんを作った感じも豆の粒が少し大きいのでなんとなく違います。一番違ったのが練りあがった時の色!今までは紫っぽかったのがもっと赤っぽいいかにも小豆色というような色になりました。

で、味のほうは...

ん?

できたてのあたたかいまま食べてみた第一印象はなんか雑味が多いような。えぐみとか渋みではなくて、豆の風味なのかな?
冷めてから食べてみたら雑味はそれほど気にならない。好意的に解釈すれば個性的な深い味わいがある。えりも小豆がすっきりしたガラスの引き戸とすれば、こっちは古くて重たい木の戸。豆でこうも違うのかとおもしろいです。ホントはあんの製法なんかも調節したりするんだろうけど...

なんにせよこれから数ヶ月はうちの小豆で作るのでよろしくです〜
posted by pototokitu at 00:58| 岡山 ☀| Comment(2) | パン屋の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
食べてみたくなるような,上手いコメントですね.こここそ,写真.と思いつつも,画がないからこそ,pototokituさんの文脈が生きてくるんだろうなぁ〜とも思いつつ.
その一方で,遠く離れた地にいる私にとっては,いずれも,画に描いた餅,いや,あんこです(悲).

きっと,何時か行くからそれまでには,美味しい美味しい,自家製の食材をタンマリと蓄えておいてくださいネ.期待しています.
Posted by ryuten at 2009年03月27日 10:49
あんこの違い、カメラが手元にありませんでした。両方横に並べてとれば色の違いは分かったと思いますが、もう古いあんこはなくなってしまったので、ダメですね。
あんこは奥が深いです。一度あん職人とお話がしてみたい。
でも自家製食材はやっぱり作るのが楽しくなければ難しいです。小豆だって無農薬のでも1kg1000円。1kg選別するだけでも大変なのに、畑を耕して種を蒔いて草取りして収穫して脱穀して...なんて手間を考えると時給いくらとかやってたらエライことになります。
Posted by pototokitu at 2009年03月28日 22:11
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
ファン