ホトトギス作業帳パン農ブログ  十足のわらじはこちら *リンク先、直しました*

2009年07月13日

2枚刃vsナイロン

昨日くらいから夕方になるとヒグラシの声が響き渡るようになりました。谷間なのでよく響くのです。ちょっと待ち遠しかった。
日中の暑さと変わってひんやりとした空気、一面緑の田んぼ、トウモロコシの花に群がるミツバチ。トトロはどこにいるのといった感じです。
カボチャもそろそろできてきたし、大豆の種も無事発芽、ズッキーニはちょっと弱ってきましたが、トマトナスきゅうりピーマンの夏野菜組も順調、インゲン枝豆バジルそれから夏大根ごぼうスイスチャードにツルムラサキにエンサイそれから冬瓜にスイカにメロンとまあにぎやかです。
というわけで草刈シーズンも本格的になってきましたが、まあ草刈るところが多いこと多いこと。平らなところやきれいな畦はまだいいのですが、長い間放置されていてイノシシに掘られているようなところや、いろんな障害物が落ちている家のまわりが鬼門だったのですが、今年から秘密兵器導入しまして。じゃーん。ナイロンコード。
実は始めて使ってみたんですが、これがかなりのすぐれもの。石垣や壁の近くなぞ絶大の威力です。石垣の間のすきまに生えてる草もぶちぶちっと切れるし、なにより石にあたっても全然ショックもなくて大丈夫。すばらしい。
ただ弱点もあって、草刈がナイロンコードをひゅんひゅん回してぶち切るという仕組みのため、細切れになった草が飛んで体中にかかる。それから切れ味という点ではやはりいまいちのため、刈り払い機に結構負担がかかりかなり回さないと使えない。高級チップソーなんかはちょろっと回すだけでびっくりするほど切れるのとは大違いです。回転数を上げるので振動も多くて燃費が悪いし体の負担も高いです。石垣以外ではちょっと使えないという感じか。(今使っているナイロンコードは一番安い丸タイプのですが、よく切れそうな角とか三角とかツイストだとかスパイラルだとかいろいろあるので、今のがなくなったら違うの試してみます。)
となるとやはり2枚刃の出番になりますが、この前ホームセンターで見かけたちょっと高級っぽい2枚刃、なんと「イ草用」だかで、よく切れますので危ない云々と書かれていたので買い置きがあったにもかかわらずついつい買ってしまったのを使ってみたところです。
いつも使うのよりも一回り小さい直径ですが、これがまあ切れること。普通の畦草なんかはスパスパッと感動するほど切れ、大きなススキの株もばさっと一発で切れました。さすがイ草用。調子にのって笹なんかもかなりばさばさ切ったので、途中から少し切れ味が落ちたものの、それでも使っていて気持ちがよいほど切れました。

いっぱい刈ったのでだいぶ疲れましたが、気持ちよい。刈った草は集めて野菜の根元にしきます。無肥料栽培をめざしてますので、刈草と緑肥の有効利用は重要です。とりあえず冬瓜のまわりは刈草の山のようになってます。
posted by pototokitu at 21:22| 岡山 ☁| Comment(0) | 百姓の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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