ホトトギス作業帳パン農ブログ  十足のわらじはこちら *リンク先、直しました*

2008年04月14日

もみがら断熱と駐車場

今日はまたよい天気でした。
今の季節は結構空気がかすんでいるのですが、今日はくっきり。
山が近く大きく見えます。立体感があります。
いつもは山を意識することはあまりないのですが、こういう時は自然の中に住んでいることを実感します。運転中山を見てたら危ないだけですが。
里山の落葉樹も新芽がでてきて、山全体がほんわかした淡い緑色になってきました。
桜もさいてツツジもさいてモクレンもさいてとにかく色とりどりです。
なぜ日本では4月から新学期なのかわかるような気がしました。

売り場工事ですが、なかなかはかどらず、今日ブルーベリー畑の雑草とりなど畑仕事のほうに追われて手つかずでしたが、2つばかり進展がありまして。

DSC_9611.jpg


一つは駐車場。家の前を山崎さんにユンボでならしてもらい、駐車場になるスペースの工事が始まりました。工事といっても土を入れてならすだけですが、とりあえず土を入れる準備段階までいったところで、あとはどこまで土を入れるか決めてから、土をいれます。

使うのはマサ土。べとべとせずに砂が多くてしまるとすごく堅くなる土で、よく庭に入れるような土です。まあこの辺では普通に使う土なんですが。あちこちに採土場があり山を削って土にしていて、近所にもいくつかあり、便利です。こうしてうちでも立派に環境破壊に寄与しているということになるわけですが。

それにしてもユンボの作業はやはり桁違いに速く、クワとシャベルなんかでやることと比べると畏怖の念すら感じます。単純な手作業をこなしてきたからこそ、現代文明の恩恵というもののありがたさを身にしみて感じることができるのかもしれません。

2つめはもみがら。断熱材に使う予定ですが、赤磐市にある籾摺り場を教えてもらい軽トラに山ほど積んで運んできました。

断熱にもみがらを使うと言うと、おきまりの反応は、ねずみがくるよ、ですが、柱を合板ではさんでその中をもみがらで詰める構造にするので、案外隙間なく作れば問題ないような気もします。なによりもみがらという産業廃棄物を省エネの技術である断熱に使用するというのは、資源節約という観点からも非常に有効であり、ねずみなんぞに負けてはいられません。

もみがら自体はねずみや虫のえさになるわけでもなく、ただふかふかしているので住み心地がよさそうというだけであり、湿気をコントロールするので結露の心配もまったくなく、解体時における処理も最終的には田んぼにまくだけでよく、軽くて飛び散るので使い勝手があまりよくなく手間がかかるということもありあすが、小規模で使うにはかなり前途有望な物質であると思います。

P1070493.jpg


写真は近所で有機にんじんを作っている林さんの模型。
手前のてかてかしているのはアルミシートで、これが熱を反射して、さらに効果が上がるそうです。

このアイディアで断熱倉庫と冷蔵室を建てるそうで、ちょっと話してみたらすでに似たような考えをしてたらしく、やはり誰も思いつくことは同じだなと思います。

パン焼きの土窯を作ったらそれの断熱にも使えるかな?
posted by pototokitu at 23:11| 岡山 ☀| Comment(0) | 大工仕事の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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